世界で3600万件ダウンロードされたカレンダーアプリ「ジョルテ」開発のジョルテ(東京)は6月、東区若草町12-1に広島支社を開いた。下花剛一社長は坂町出身で、地元の広島県を起点に、全国のイベント情報を網羅的に検索できる新規のウェブサービス「イベンティア」の利用促進、集客効果の検証などに取り組む。

オフィスビル一室の約80平方㍍を賃借。下花社長を含めて5人が広島に住居を構えた。新サービスは位置情報を基に近隣のイベント情報を表示し、開催期間のほか、祭りや花火大会、コンサート、子ども向けイベントなど多様なジャンルで絞り込める。会場を点で示し地図からも探せる。メディア向けにイベント情報を提供する子会社イベントバンク(同)の年4万件に及ぶデータベースを活用するほか、レジャー施設、商店街、まちづくり団体などの情報を独自に収集。情報の閲覧・登録は無料で、広告料やデータ活用ビジネスで運営する。今後、イベント詳細ページに、クーポン、スタンプラリー、参加予約、チケット購入などの機能を加える。いずれ学校行事や給食献立、ゴミ出し、スポーツの試合日程といった利用者の属性や興味に応じた内容のほか、災害時の避難情報なども扱う計画。7月に広島市近郊が主対象のベータ版をウェブブラウザで先行公開した。実証を経て9月に全国版をリリースし、10月をめどにスマホ用のアプリも公開。情報発信やカレンダーアプリからの誘導などに力を入れ、来年度末までにアプリダウンロード数1000万件を目指す。

担当記者:大島

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