車用品販売大手のオートバックスセブン(東京)は、西区の大型店「スーパーオートバックス広島観音新町」に蓄電池事業スタートアップのパワーエックス(同)の急速EV(電気自動車)充電器1基を設置し、1月31日から稼働を始めた。最大出力が国内最速クラスの150㌔㍗で、両社によると同出力の充電拠点は広島市内で初めてという。店舗駐車場の一角に設置。一般的なEVであれば30分程度でフル充電が可能で、最大2台の車両を同時に充電できる。専用アプリで予約をすれば誰でも使える。料金は1㌔㍗時当たり85円(従量課金制)で、100%再生可能エネルギー由来の電力を選んだ場合は同105円となる。オートバックスはEVや運転支援機能搭載車などのメンテナンス事業に力を入れており、昨年10月開業の同店を皮切りに全国のスーパーオートバックス(72店舗)に順次設置していく方針。パワーエックスはこれまで自動車販売店や複合商業施設などに納品してきたが、充電拠点の運営と保守を受託するのは初となる。