広島県観光連盟(中区基町)は2月8日、旅行予約サイト「じゃらん」など運営のリクルート(東京)と県内観光の活性化に関する連携協定を結んだ。両者の観光関連データを活用し、マーケティングやDXによる受け入れ環境整備などに取り組む。リクルートが保有する観光関連データを使うことでお金や人の流れといった実態を把握し、マーケティングに基づく効果的な施策立案に生かしつつ、同社の決済サービス「Airペイ」などを活用して県内のキャッシュレス化を進める。具体的な取り組みには、▽両者が保有する観光関連やキャッシュレス決済データなどの共有、▽データを活用したマーケティングに基づく施策の推進、▽施策立案や効果検証に向けたマーケティングに関するノウハウ共有、などを盛り込んだ。同連盟の山邊昌太郎チーフプロデューサーは「昨年11月にNTTドコモ中国支社とも連携を結び、同社の会員基盤を使った観光客の誘引などに取り組んでいる。データを基に観光客のニーズを把握し、何度も訪れたくなる観光地づくりを目指す」と話す。

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