新人時代 2025.09.18

すべての道は人に通ず

広島第一交通 / 稲益 強 社長

すべての道は人に通ず

 博多っ子で高校卒業後に家業の建築会社の手伝いを経て、1981年に第一交通産業(北九州市)に入社。タクシーのハンドルを1年間握り、2年目から労務畑を歩んだ。
 60年の創業から日本一へ登り詰めた黒土始社長(当時)は、社員に対して常々、「人の生活を大切にする」「社会の単位は〝人〟である」と訓示。私は乗務員の勤怠や健康の管理、運行計画の策定、トラブル対応などを通じて現場で学べた。グループの事業領域は住宅や不動産、介護福祉などに拡大。創業者が2年前に逝去しても、その理念はグループ経営ビジョン「人からの発想。すべての道は、人に通ず。」に受け継がれている。

 沖縄の子会社に赴任する際は、連帯意識の強い土地柄を考慮し家族を伴うよう、創業者から助言された。打ち解ける方法を考え、伝統楽器の三線(さんしん)を習うことに。練習を重ね、官民参加の大会で優勝できた。まさに人に通ず。周囲に認められ、ビジネスが円滑に回り出した。2008年から13年間、沖縄のグループ各社の社長と統括責任者を務め、21年に福岡地区で同様の役職に異動。事業展開の方法はもちろん、地元の人に誘われた卓球チームで一緒に汗を流し毎年大会に出場するなど、自らの意識も地域密着を心掛けている。25年4月から広島の4社を統括。さっそく、ひろしま三線クラブに入会した。パ・リーグはソフトバンクを応援するが、セはカープ観戦に自然と熱が入る。

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