プラチナバイオ / 奥原 啓輔 CEO
広島大学発ベンチャーで、DNAの狙った文字列だけを切断し修復させる過程で意図した通りに書き換える「ゲノム編集」と、そのターゲットを選定する高精度なデータ取得や解析といった「バイオDX」が強み。8月27日、キユーピーと資本業務提携契約を結び、29日に出資を受けた。出資額と比率は非公表。
「日本では食物アレルギーのうち鶏卵が多くを占め、ニワトリが産む卵にアレルギー原因物質を含まないようにする研究開発を進めている。既に同技術を使ってキユーピーと広島大学がラボレベルで開発に成功し、安全性も実証済み。提携によって市場投入へ弾みを付け、アレルギーの有無にかかわらず、みんなで一つの食卓を囲める社会を実現したい」
農林水産省の基金事業から拠出される、23〜27年度の5年間で総額13億円の補助も心強い。
海外展開も加速する。3月、マレーシアに100%出資の現地法人を設立した。同国の大手複合企業サンウェイグループや国立トップのマラヤ大学と共同研究を進める。
「当社のバイオDXの知見を生かし、ヤシの多収量化や藻類によるCO2吸収効率の向上、パーム殻のバイオ燃料化など、社会課題の解決を軸に事業を広げていく」
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