呉市の有力ハウスメーカーの大之木ダイモ(同市中央3-8-21、大之木小兵衛社長)は築37年の本社屋を全面リニューアルする。第1弾として4階のオフィス空間を、天然木をふんだんに使い木のぬくもりを感じられる空間にリノベーションした。モデルオフィスとしても活用し、オフィス空間デザイン・改修事業を本格化する。

「ライブオフィス」として発信も計画

事務機器メーカーなどがオフィス改装に力を入れる中、木材や漆喰など自然素材の注文住宅を手掛ける特徴を生かした趣向の提案で差別化を狙う。天然木の床材に加え、調湿性や消臭性のあるスイス漆喰「カルクウォール」を使用。木製のデスクパーティションや植物を置いた「緑浴」などの魅力のPRへ、「ライブオフィス」として実際に社員が勤務する様子の発信も計画。働き方改革の推進やSDGsなどに注目が集まる中、IoTやDX化を進めた会議室などを設けた。広島県とひろしま住まいづくり支援ネットワーク主催の「ひろしま住まいづくりコンクール2022」リフォーム部門最優秀賞の実績など、デザイン性の高さも訴求する。これまでに県の「イノベーション・ハブ・ひろしまCamps」や呉市の「コワーキングスペース梶ヶ浜」などを手掛けた。自社運営の1階ホームセンター「TAK」と2階のショールームは、創業105周年記念日に合わせた9月1日にリニューアルオープンを予定する。

担当記者:高見

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