地域経済 2025.09.22

農業ベンチャーの佐々木 初の自社太陽光発電所を開設へ 近隣学校で電気と作物の地産地消狙う

 広大発農業ベンチャーの佐々木(東広島市八本松町、江口康人社長)は年内をめどに、自社初となる営農型太陽光発電所を京都府福知山市で稼働する。低圧2区画、面積2600平方㍍の農地で年間230㌔㍗時を発電し、同市内の小学校などに供給する計画。またパネル下の空間で育てたキクラゲをおやつなどに加工し、地域での消費を図る。今後数年をかけて、電気と作物を地産地消する持続可能な地域モデルの確立を目指す。
 これまで他社が保有する発電所内でキクラゲ栽培などの農業を受託してきたが、発電事業へ踏み出した。事業資金として京都北都信用金庫から、保証協会を介さないプロパー融資で1500万円を調達。発電分は同市などが出資する地域新電力会社たんたんエナジーに供給し、市内の学校で利用してもらう。育てたキクラゲは粉末化し、植物性の食材製造のUMAMI United Japan(東京)に出荷。卵の代替品としてマヨネーズ、マドレーヌ、プリンなどに使われる。今後は同市内の少年スポーツチームで代替卵使用品の試食を進め、将来は放課後児童クラブや給食への供給を目指す。
 発電設備には自立型パワーコンディショナーを併設し、停電時に電源として使える体制を整える。発電の一部を同社保有のEVに充電し、移動式バリアフリートイレの電源に使うことで災害対応のほか、農作業環境の改善にも寄与する。トイレ課題を解消することで障害者人材にも収穫に参加してもらい、農福連携につなげたいとする。

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