4月に着任。管内5県の知事や県庁所在地市長、商工会議所会頭らをあいさつ回りで訪問。「財務局の持つ総合機能を生かし、中国地方の地域経済、社会に貢献したい」。入省3年目に、広島国税局で約5 カ月間、見習い調査官として研修。「市民球場の移転や広島駅前の再開発など、街の大きな変化に驚きました」。主税局税制第一課課長補佐時代に、相続時精算課税制度を含む相続税抜本改正を担当。内閣官房行政改革推進事務局では公益法人制度改革で民法改正を伴う公益法人認定法策定を担った。2011年から2年間大阪大学大学院教授・法政実務連携センター長を務め、租税立法論などを講義した。京都の洛星中学・高校から東京大学時代まで陸上部で、短距離選手。広島国税局での研修時に、第1 回広島ベイマラソンに出場し完走。外務省在ベルリン日本国総領事館領事時代の98年にはベルリンマラソンを完走した。
プロフィル

おかもと のぼる中国財務局長。1965年5月8日生まれ、京都府出身。89年3月に東京大学経済学部を卒業し、同年4月に当時の大蔵省入省。米沢税務署長、大臣官房企画官兼政策金融課、主税局総務課主税企画官、理財局国有財産調整課長、内閣府沖縄振興局総務課長などを経て、2024年4 月に地方公共団体金融機構理事から就任。
担当記者:大谷