全国の神社や土産店に拡販へ
菓子製造・販売の香木堂(東広島市黒瀬町大多田、池田久美社長)は、初詣などで神社が参拝者に振る舞う御神酒(おみき)の代替として、酒粕(さけかす)を使う「御神酒かりんとう」の提案を強化している。7月に仁保姫神社(南区西本浦町)が初採用。今後は全47都道府県の酒蔵と取引がある点を強みに、全国の神社や参道土産物店への納入を目指す。
運転や体調への配慮ほか、子どもは御神酒を飲めないため、最近は御神酒風のアメや甘酒などを配る神社が増加傾向で、こうしたニーズを取り込む。22年に全都道府県の酒蔵の商品化を達成し、現在60社以上の酒蔵のかりんとうを生産中。その土地の酒粕を使ったかりんとうを提案することで、新たな土産物としての定着も狙う。将来は神社や寺院を参拝した証「御朱印(ごしゅいん)」集めのように、収集が楽しめるような仕掛けを構想する。
かりんとうの消費拡大へ、さまざまなシチュエーションでの需要も喚起。県内の食材を使った「広島かりんとう」はおやつや茶請けだけでなく、つまみとしても訴求。例えばちりめんじゃこは日本酒と、えごまはビールと、ごぼうは焼酎などと相性が良いという。サラダ向けの「サラダにかけるかりんとう」(プレーン・レモン)なども用意する。
本社に併設の「カフェ・アルターナ」では、8月から糀(こうじ)を使ったランチ営業を開始。今後はかりんとうの生産量拡大へ、新たな生産拠点の設置などを計画する。
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