地域経済 2025.09.11

家具製造のマルニ木工 国産ヒノキのサウナ発売

切削・研磨技術を訴求し別荘やホテル需要開拓へ

家具製造のマルニ木工 国産ヒノキのサウナ発売

 家具製造のマルニ木工(佐伯区湯来町白砂、山中洋社長)は9月、国産ヒノキ材を使う木造サウナ小屋の製造販売を始めた。本業で培った切削・研磨などの技術を生かし、「国産サウナ」として訴求。個人の別荘や高級ホテル需要の取り込みを狙う。

肌触りにもこだわった椅子


 サウナブランド「ワンサウナ」を展開するリバティシップ(宮崎)と共同開発し、プロダクトデザイナーの熊野亘氏が設計を担った。木目が細かく耐久性の高い奈良・吉野ヒノキを採用。蒸気を効率良く循環させる円筒状の「バレル型」をベースに、建物に沿って設置できるよう片側の壁を直線的に仕上げた。このほか、底板(床面)の溝に側板をはめ込む家具作りの「指物(さしもの)」工法を採り入れたり、サウナ内の椅子の肌触りにもこだわった。熱源はフィンランド・ヘロ社製の電気ヒーターを使い、熱したサウナストーンに水をかけて蒸気を出す「ロウリュ」も楽しめる。幅192×奥行き200×高さ224㌢の定員5人で、価格は445万5000円(配送施工費は別)。9〜10月に都内百貨店と直営店で発売イベントを開き、富裕層や家具納品先の宿泊施設にPRする。
 マルニ木工は長年にわたり、「工芸の工業化」をテーマに据えている。職人が1脚ずつしか作れなかった伝統家具の彫刻にロボット加工を取り入れ、繊細なラインやエッジ(端のとがり)の仕上げなどは職人が手作業で行う体制を敷く。こうした技術力の融合で量産化を図り、ブランド地位を築いてきた。近年はサステナブル意識の高い消費者向けに国産材を使う家具づくりにも取り組んでおり、第1弾として昨秋に高級椅子ブランド「HIROSHIMAアームチェア」から、北海道産ナラ材を使う限定品を、今年9月にはケヤキ材の限定品をそれぞれ発売した。

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