地域経済 2025.09.04

土地家屋調査士の地場大手2社 人材定着促し不足感解消へ

補助者の勉強・交流会を始動

 地場大手の土地家屋調査士法人グランドデザイン(海田町堀川町、山本賢治代表)とアジャスト土地家屋調査士法人(西区庚午北、米中庸裕代表)は共同で、補助者の勉強・交流会「未来をつなぐ補助者ネットワーク」を始動し、第1弾を8月23日に開催した。今後は参加事務所を広げ、将来的に任意団体や法人化も検討。補助者同士の情報共有や人材定着につなげる。

 土地家屋調査士会などでの活動を通して勉強や交流の機会が担保される有資格者に対し、補助者にはこうした仕組みがなく、孤立や情報不足を感じやすい。業務が特殊で測量・図面作成・登記知識など幅広いスキルを求められることから実務を身に付けるのに数年かかる一方、キャリア形成や待遇に課題を抱え、転職や資格取得による独立など、慢性的な人手不足が続いている。そのため各事務所は特定の補助者に業務が偏るなど属人化リスクへの対応や、長く働き続けられるモデルの構築が求められる。
 こうした課題の解消へ、第1弾では両法人合わせて25人が参加。業務の工夫や現場改善アイデアを共有したり、やりがいや今後のキャリアを話し合った。今後も定期開催し、スキルアップのためのカリキュラムや講演などを計画する。山本代表と米中代表は「人材確保・育成は、土地家屋調査士に限らず多くの士業で共通する経営課題だ。実務を支える補助者同士の交流会は全国でも珍しく、この課題に正面から向き合う一つのモデルケースとしたい」と話した。

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