中四国地区の文具卸最大手フォーデック(西区商工センター)グループのこねっと(同所、長野学社長)は、小中学生が学業で使う備品をスマホで購入・決済できるクラウドサービス「こねっと」の導入校が本年度内に100校を突破する見込みだ。学校向けにパソコンを販売するインターネット接続大手のビッグローブ(東京)との連携も決定。制服販売への対応など機能を拡充して学校と保護者の双方の利便性を高め、導入を加速させる。
学校現場はいまだに紙による注文、現金支払いが主流で、教職員の働き方改革を進めたい学校と、支払いを簡潔化したい保護者の双方のニーズが高まっている。同サービスは教員が保護者に通話アプリLINEを通じて備品の情報を一斉配信。保護者はLINE上で注文、支払いを完結できる。同社は備品を納品する学納店から売上高の一部を手数料で受け取る仕組みだ。この事業モデルで特許取得した。システム開発はNECソリューションイノベータ(東京)が担い、両社の共同事業で進める。
広島、岡山、山口、愛媛県など、中四国地区の学校を中心に約90校と契約を済ませた。同サービスを学校に提案する提携の学納店は20社を超え、その提携学納店を開拓する代理店はフォーデックのほか千葉、静岡、大阪、愛媛県の計5社に増えた。代理店は東京、富山、沖縄などからも引き合いがある。他社サービスに乗り換える心理的負担、いわゆるスイッチングコストが高いため、先行導入がビジネスの成否を握る。導入先の学校のほか、学納店、販売店のそれぞれの開拓を加速させる方針だ。
今後、学校以外に幼稚園や保育園、スポーツクラブ、紙おむつの定期購入のある介護施設など、対応業種の拡大も視野に入れる。
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