地域経済 2025.08.28

酒商山田 都内百貨店内へ2店目出店 業務用から一般酒販店にシフト

 〝日本の酒〟に特化した酒類販売の酒商山田(南区宇品海岸、山田淳仁社長)は10月1日、都内で2店目となる酒販店を京王百貨店新宿店内に出店する。百貨店直営だった酒売り場を引き継ぐ。専門店向けを主力とし、百貨店には卸さない蔵元銘柄も扱う酒商山田ならではの品ぞろえと、海外のワインやウイスキーなどの人気酒類も扱う〝世界の酒〟店を運営する。地方酒販店が都内大手百貨店に直営店を構えるのは珍しい。
 1日350万人が乗降する新宿駅に直結する百貨店の立地を踏まえ、売り場面積83平方㍍に1000アイテム5000本をそろえる予定。先行する西武池袋本店内の店舗は日本最大級のデパ地下へ改装中で、8月末にいったん閉め、年明け以降のリニューアルオープンを待つ。都内の2店舗はそれぞれ3億円と5億円の年商規模を見込む。酒商山田の前3月期決算は4期連続増収を達成し、前期比7・3%増の18億6500万円だった。今期は都内店舗の改装休業などを織り込み減収予想。2027年3月期で初の20億円突破を見込む。かつては業務用の売上比率が80%近くを占めていたが、現在は逆転し、一般向けが80%に増えている。
 全国の蔵元を訪ね、地域に根差す銘酒やこだわり酒を発掘。その品ぞろえに定評があり、直営店は市内4と東広島市のサタケ敷地内の酒都西条店、福山市の酒のマエダ店と都内2店の計8店となる。マエダ店は後継者がいなかった福山駅前の老舗酒店で24年10月に初のM&Aで引き継いだ。事業承継の引き合いや相談も舞い込むという。一方で、大阪のエディオンなんば本店の酒売場も運営し、提携や協業による店づくりを新店で生かす。事業規模の拡大に伴い、新社屋を現所在地に隣接して新設し、来年2月竣工を予定。

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