こんにゃく消費減り新市場開拓
食生活の変化でこんにゃく消費量が減る中、こんにゃく製造の寿マナック(佐伯区湯来町白砂向山、原田雅司社長)は介護業界向けの加工食品ブランド「コトブキ スマイル ライフ」を立ち上げた。第1弾として8月1日、こんにゃくの主成分グルコマンナンを使う冷凍ポタージュ2種を発売。外食・中食、市販に次ぐ市場に乗り出す。
新商品は九州産業大学の米満宗明教授と共同開発。グルコマンナンの特性で濃いとろみが出て、のど越しが良くなり、高齢者向け食品に適しているという。野菜ペーストと合わせ、人工の増粘剤の使用を減らし、自然由来の原料でおいしく仕上げる。急速冷凍で出来たての風味や食感を保ち、牛乳などでタンパク質を強化した。コーンとパンプキン味で、各130㌘入り195円。問屋経由で老健施設や病院に提案。今後もスープなどラインアップを拡充し、新ブランドの年商2000万円を目指す。
こんにゃくの需要創造に向けて板こんにゃくなどの定番以外に即席麺、スイーツなどを市場投入してきた。東南アジアへの展開も見据えて今春、コメの形のこんにゃく、わらび餅風こんにゃくなど数商品でハラル認証を取得。現地の食品卸やメーカーとメニュー開発を進めている。2025年3月期売上高は前年比11%増の17億2400万円を計上。総菜や冷凍食品メーカーに照準を定めた営業活動が奏功した。販路の拡大などで今期も増収予想。
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