5年後の年36㌧出荷目指し自動化設備
「東広島こい地鶏」の食肉加工を年1400羽分手掛けるCONTACT(コンタクト、同市豊栄町、中間崇之社長)は今年9月までに自動化設備を導入し、処理能力を最大2万羽まで高める。また冷凍設備も整え、現在同市内で別の企業が手掛ける冷凍商品生産も同社が担う。さらに販路拡大に向けて卸売りの強化も計画。2030年5月期までに現在の14倍近い年間36㌧を生産し、食鶏加工だけで売り上げ8000万円を目指している。
同地鶏は同市と広島大学が共同開発したブランド肉。濃厚なうまみや弾力のある歯ごたえが特徴で、県内の飲食店を中心に導入が広がっている。サタケ関連会社の賀茂プロジェクト、仙石庭園運営のストーンパークヤマナの2社がそれぞれ運営する養鶏場で飼育。コンタクトは24年6月に同市内の食肉加工場跡地を取得し、現在約2・5㌧弱を生産している。これまでは全て手作業だったが、約1000万円を投じて湯漬機と脱羽機の導入を決定。特に手間がかかる下処理の工程を短縮できるという。併せて凍結機も設置し、チルドだけだったラインアップに冷凍商品を加え、今期は前期比ほぼ倍増の5㌧の生産を計画する。また9月をめどに業務用食品卸の県内大手との提携を予定している。中間社長は「有名店に直接アプローチして料理人同士の口コミで広めてきた。販路が拡大すれば養鶏場の生産量を増やしてもらえるので、当面は卸売りと直売りの両輪で訴求していく」と話す。
19年設立。本社周辺の空き家を活用した分散型宿泊業も展開している。社長が個人で営む農地や近隣の牧場などと連携する体験型事業のほか、賀茂北高校や近隣店舗が参加して5000人を集めるイベント「セントルマルシェ」を運営する。
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