サタケ(東広島市西条西本町2ー30、松本和久社長)は1月22日、特定米穀向けの研削式精米機「ミルソフト」(画像右)と、同摩擦式「ミルクリア」(画像左)の2機種を発売した。特定米穀は1.8〜2㍉のふるいを抜けた小さな米粒のことで、大きさに応じて主食用から米菓、みそ、焼酎、穀粉、ビールなどの加工用途に利用されている。通常の米より小さく割れやすいため、専用の精米機が必要という。研削式のミルソフトは加工部の内部圧力が均一になる内部抵抗式を採用。砕米(さいまい)の発生と穀温上昇を抑え、ぬか切れの良い精米を実現した。摩擦式のミルクリアは研削精米で取り切れなかった胚芽や背筋を効率よく除去し、白度の高い米に仕上げられる。両機を併用することで、用途に合わせた最適かつ歩留まりの高い精米が可能になるという。本体希望小売価格はミルソフトが2266万円(税込)、ミルクリアが1474万円(同)。ミルクリアの単体機販売は行っていない。