弁当製造などの広島駅弁当グループの下関アグリフードサービス(山口県下関市、中島和雄社長)は1月3日、新下関学校給食センターを山口県下関市に竣工した。同市地方卸売市場に隣接する、約4300平方㍍に鉄骨2階建て延べ約6000平方㍍を新設。施設内では作業中の交差汚染を防ぐため作業区域を明確に分けたほか、アレルギー除去食の専用調理室などを設置。2階には多目的ホールを設け、食育活動などに利用する。4月9日から、同市の小中学校22校に1日約8000食の配送を始める。2039年までの長期契約で総事業費は約101億円。受託事業とは別に、在宅高齢者向けの配食事業も行う。グループでは17年に広島市内の小中学校向けの給食センター「広島アグリフードサービス」(佐伯区)を稼働しており、同様のセンターは2カ所目となる。