広島県商工会連合会(34商工会、平田圭司会長)は消費者を巻き込んで県内産品の販売促進に乗り出す。初の試みで、中区の本通商店街市町村情報センター「ひろしま夢ぷらざ」の商品を使ったレシピコンテストを昨秋から1月にかけて実施。2月2日に最優秀賞者2組が湯崎県知事を訪ね、試食後に講評してもらった。受賞者は、店頭の選定商品を使う指定型で県立総合技術高校の食デザイン科生徒4人、どの商品を使ってもよい自由型で安田女子大学家政学部管理栄養学科の栗田栞さん。店頭とネットで応募のあった117レシピを管理栄養士や料理研究家らが調理の手軽さをポイントに審査し、12レシピに絞った。1月5〜15日、来店客の投票で2組が決定。夢ぷらざは、県内全域の特産品を展示販売するアンテナショップの役割を担い、常時約400社の2000アイテムを扱う。来店客から店頭商品の食べ方や調理法などの問い合わせが多いことに着目し、コンテストを企画。指定型の選定商品は、最優秀賞クリスピーチキンに使われた菊芋チップス・レモスコのほか発酵大豆のテンペ、於手保はったい粉、米の衣など10品。自由型は同賞のささみの金山寺みそ巻きで使われたみそのほか尾道ラーメン・ネギ辣油、サムライねぎみそなど7品。販路開拓や“売れる商品”づくりを支援し、小規模事業者や生産者の販売力を引き出しながら新しい商品開発にも取り組んでおり、今年度内に6商品を店頭に並べる計画。

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