イカ天れもん味が好調、輸出も注力
珍味製造のまるか食品(尾道市、川原一展社長)は、2025年2月期決算で前期比3・8%増の売上高24億8700万円を計上し、過去最高を達成した。主力の「イカ天瀬戸内れもん味」で大手量販店から大口受注を獲得したほか、コンビニ向けも堅調に推移。今期は人口増加や日本食人気が高まる東南アジアなどへの輸出にも力を入れ、売り上げ25億円超を目指す。
イカ天れもん味は発売10周年の23年に酸味を強めるなどリニューアルし、累計出荷数3000万袋を突破。食品見本市での商談が奏功し、昨夏から会員制量販店「コストコ」向けに27㌘×20袋入りの大ロット規格品の納品を始めた。セブン―イレブン向けのつまみ「のり天」も出荷数を伸ばした。さらにイカ天れもん味の生産ラインでイスラム教の戒律に沿う「ハラル認証」を取得し、前期から対応品の製造を本格化。酸味を好むインドネシアやマレーシアへの拡販を目指し、展示会で海外向けの商社に売り込みを強めている。
今期は、イカ天れもん味のさらなる認知向上を目指し、これまで広島エリアだけで放映していたテレビCMを納品先の多い岡山と東北エリアでも期間限定で配信。中東ドバイのバイヤーからも引き合いがあり、3年後までに海外での売り上げを現在から2倍の年2億円に引き上げたいとしている。
1961年創業。イカ天、のり天だけで約70種類(期間限定品を含む)という商品開発力を強みに、市場シェアはトップクラス。
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