医療機器製造販売のジェイ・エム・エス (中区加古町、桂龍司社長)は在宅医療分野を強化する。2024年10月に帝人ファーマ(東京)と設立した共同出資会社「JMS帝人ホームメディカルケア」(JMS東京本社内、豊蔵学社長、資本金1億円)を今年4月から始動し、本格的な腹膜透析関連事業に乗り出した。JMSと帝人ファーマが各得意の分野でタッグを組み、在宅透析関連事業を軌道に乗せていく。
海外で腎移植が進む一方、国内は34万人とされる末期腎不全患者の治療は医療機関で受ける血液透析が主流で、自宅で行う腹膜透析の市場は開拓余地が大きい。帝人ファーマのコールセンターを稼働する在宅酸素や地域包括ケア関連の事業基盤と、1988年から腹膜透析を扱うJMSの製造販売機能を活用し、シナジーを創出。まずは、医療機関に腹膜透析関連製品の情報提供を進め、段階的に製造・販売へ業務領域を拡大し、2030年に売上高40〜50億円を見込む。
JMSは中期経営計画2027で戦略的投資の新規領域として在宅治療の強化を盛り込む。高齢化や医療従事者の働き方改革が進み、DX推進でより良い腹膜透析療法の環境を整えて患者の選択肢を増やし、QOLを高める。
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