広島ベンチャーキャピタル(HVC、中区銀山町3ー1、岩本宏社長)は2月16日、広島出身の首都圏在住ベンチャーキャピタリスト(VC)を招きピッチイベント「広島ピッチ0216 広島県人キャピタリストが本気で向き合うけぇのう」を初めて開く。県内でのピッチイベント開催数が十分でない中、〝広島〟をキーワードにスタートアップと首都圏VCをつなぎ、資金調達につながる機会の創出を目指す。
HVCの社員と東京在住VCの飲み会がきっかけで実現した。サイバーエージェント・キャピタルの竹川祐也取締役パートナー(出身=広島大学付属高校)、ANOBAKAの小田紘生アソシエイト(同広島なぎさ高校)、パーソルベンチャーパートナーズの寺田龍二 パートナー(同安古市高校)、K Squaredの村上航太社長(同広島大学附属三原中学校)らVC12人が参加。登壇するスタートアップはHVC出資企業のスペース・バイオ・ラボラトリーズ(術後リハビリの歩行補助装置や重力制御装置、中区)、Forema(腸内細菌解析事業、山県郡安芸太田町)、エイトノット(水上モビリティの自律航行システム開発、大阪府)、Flying Cell(膝軟骨の再生事業、南区)、ハコジム(フィットネスジム運営、南区)ほか。Hiromalab(中区銀山町)を会場にピッチイベントに加え、交流会も開催。観覧自由。HVCはベンチャービジネス投資に加え、新たなスタートアップの発掘にも注力。2月10日に大学などの研究シーズを事業化する「広島テックプラングランプリ」を開くほか、広島銀行などが主催する「広島オープンアクセラレーター2023」を後援。1月にはハコジムへの追加出資を決めた。